福祉の街 デイサービス東松山

ディズニー人材育成研修での学びについて

皆さまこんにちは。 「デイサービスふくしのまち東松山」  デイヘルパー の 發智(ほっち)美和 です。

去る6月15日、 「レンタルふくしのまち川越」 福祉用具担当 の 田島英里 さん と二人で、 一般社団法人『民間事業者の質を高める』全国介護事業者協議会 主催の ディズニー育成研修 へ行って参りました。

本研修は、 1、企業における人の重要性について 2、ディズニー流の人材を育成するスキルを学ぶ 事を目的としていました。
本研修は3部構成となっており、午前は講義、その後はパーク内での実地研修、最後にグループディスカッションによる振り返り研修となっており、他の事業所の方と、活発な意見交換を行うことで、様々な視点での意見を聞くことができ、それにより多くの気付きがあり、とても勉強になりました。

まず最初に特に印象に残った講義ですが、 ディズニーリゾート の創設者 ウォルト・ディズニィー の歴史をひも解き、どうしてウォルトが企業にとって、人が重要だと言ったのか、そこをウォルトの残した格言を通じ、説明してくれた点です。

その言葉とは 「世界中でもっともすばらしい場所を夢見て、創造することはできる。設計し、建設することもできるだろう。しかしその夢を実現するには人々の力が必要だ」 と言った言葉に集約されています。 ウォルトは自身のパークへの想いを体現させるためには、何よりもそれを実現させるための人が重要であると考えました。

またディズニーテーマパークの成長を続けさせるためには、ゴールはない。 しかし、そこを訪れる人々に提供しているものは嬉しい、楽しい、また来たいと思う「パピネス(幸福感)」だと定義付けました。 そのためウォルトは自身の想いを受け継いで貰うために、企業とお客様を結ぶ「人」が重要であると考えました。

さらに 「人の感じ方は様々である」 といった視点から組織を確固たるものとするため、また時間が経過しても、創始者の精神を風化させないために、 「価値観」 、 「行動規律」 、 「目指すべきゴール」 と言った指針を明確にし、教育場面において全従業員が同じ方向を向き、想いを1つにするよう徹底しました。

次に従業員のモチベーションを維持をさせる方法としては、 MAGⅠC(マジック) と言われる、5段階のグレードアップ制度を導入しました。 それはキャストと呼ばれる、全従業員を、ランク付けし、徹底した 「見える化」 を図りました。 具体的には勤続年数によるバッジ・最上位のキャストへのバッジの支給制度により、それぞれ個々人の中にある欲求を上手く活用し、同僚・上司といった周囲から認められたい気持ちや自己を成長させたい気持ちを奮起させ、モチベーションの維持、また離職させないための工夫を図りました。

このようなことは当日学習した内容の一例ですが、私にとって、どれもとても興味深い内容でした。 まさに講義自体からも、ウォルトの精神 「ハピネス」 を感じる事ができました。

最後に研修を通じ、テーマパークと福祉という一見全く違う業種に感じられますが、学びを通じ、掛け替えのない共通点も見つける事ができました。それは私たち福祉の専門職はお客様へ 「ハピネス」 と同様の 「ウェルビーイング」 を提供していることです。

2000年に 介護保険制度 が創設され、十数年が経過し、その間に様々な民間事業者が介護分野に参入し、ますます競争原理が加速し、生き残りが掛かっていくこの分野で、リピーター率9割を超える、 ディズニーリゾート にこの難局をどのように乗り切るかといったヒントがあるように思いました。

普段デイサービスで勤務していますが、私自身も単調な業務の中で、充実感や自己成長を感じる機会が少なく、自分のモチベーションを維持・継続していく事は容易ではありません。しかし、ディズニーリゾートのように、雇用形態の有無に限らず、多くのキャリアアップ制度が導入され、折に触れ、自己成長を感じたら、日々の業務がとても有意義なものになると思います。

我が社にも ディズニーリゾート と同様、 「価値観」 「行動規律」 「目指すべきゴール」 等の普遍的な行動指針が記述されている 「経営方針書」 があります。 これを忠実に実行することで、日々の業務の中で自己で判断し行動するといった機会から、スタッフの自主性が育ち、それぞれのモチベーションに繋がると思いました。

そういった組織力を発揮できるための従業員の良い循環が生まれたら、それがお客様の最高の幸せを考える、まさに クオリティー・オブ・ライフ視点 にも繋がり、職場においても ディズニーリゾート がまさに実現したお客様の心をつかんで離さない、サービスの実現になるのだと思います。

貴重な研修に参加させていただき、ありがとうございました。