福祉の街 社長ブログ

【社長ブログ】 認知症サポート企業として ~認知症を学び地域で支えよう~

3月に入り、暖かくなったと思った途端に一転して寒さが戻り、まさに三寒四温ですね。春までもう少しの我慢です。

 

さて当社は1月21日、埼玉県より「認知症サポート企業」の認定を頂き、登録を致しました。認知症サポート企業とは、認知症サポーターの計画的養成を行うなど、認知症(の方)への理解を深め支える企業に与えられるもので、埼玉県のコバトンをデザインしたステッカーを事業所や車両に掲示しています。 

  

(認知症サポート企業としての取り組み)

国(厚生労働省)は、今後増えていく認知症の人と家族を応援する認知症サポーターを養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指しています。現在サポーターは全国で390万名に達しています。当社では、一昨年より職員のサポーター養成とともに、当社職員がサポーター養成の講師役であるキャラバンメイトになり、ご家族や地域の方々のサポーター養成に努めています。昨年7月には、当社春日部のケアセンター(小規模多機能等)で小学生向けのサポーター養成講座を行い、好評をいただきました。

 

(春日部における認知症サポーター養成講座)

 

また創業来約30年間、公益社団法人認知症の人と家族の会の活動に積極的に参加、その一環として、毎年「世界アルツハイマーデー」の活動支援等も行っております。

これらの活動は、当社の「介護事業を軸に、福祉やまちづくり・ひとづくりなど地域社会の様々の問題を解決し、貢献する『ソーシャルビジネス』を目指す」という考え方にもとづくものです。

 

(多い認知症への誤解)

ところで、私が一昨年受講した認知症キャラバンメイトの研修で、「一般の方々に『認知症と聞くと何をイメージしますか』と訊ねると、どのような答えが多く返ってくると思いますか?」という質問が講師の方からありました。

多い答えの一つは「自分はならない、なりたくない。」、特に男性の方に多いそうです。また「認知症は家族が大変であり、本人は呆けて分からないからいいよね。」という答えも意外と多いそうです。しかしお分かりの通り、二つとも大きな誤解です。

 

2012年、認知症の高齢者はすでに300万人を超えていると推計されており、65歳以上の10人に1人が認知症に患っている計算になります。その割合は8085歳では3人に1人、85歳以上では2人に1人とも言われています。このように私たち自身が将来認知症になる可能性は十分あるのです。また仮に自分が認知症にならなくても、かなりの確率で身近に認知症の人がおられ、認知症の問題に直面することになります。

また認知症の人は、記憶障害や認知障害から不安に陥り、その結果まわりの人と関係が損なわれることもしばしば発生します。徘徊やうつ状態、幻覚・妄想、暴力・・・・これらを行動・心理症状(BPSD)と呼びますが、呆けていてわからない・・・という状態では決してないのです。また「呆け」とか「痴呆」といった言葉を今は使いません。

このような誤解を解き、正しい知識をもって、認知症の人に接していくことが大切です。その大きな取組の一つが「認知症サポーター養成」です。

 

私たちは、これからも認知症サポート企業として、認知症問題に真剣に取り組んでまいります。認知症サポーター養成講座の希望等ありましたら、いつでもご気軽にお声かけください。 

平尾 雅司