福祉の街 社長ブログ

【社長ブログ】長期経営計画の合宿に参加して

8月に入りました。猛暑の日々が続いていますが、皆さんどうかご自愛ください。

先週は佐藤式長期経営計画策定の合宿に参加しました。2日半、若い人に交じって、電卓・鉛筆両手に悪戦苦闘してきました。しかしこの合宿では、改めていろいろなことに気付かされました。今回は、その中で二つお話したいと思います。

佐藤塾

 

(「手書き」や「手づくり」の大切さ)

今回の合宿では、自分達の思いや意志をこめながら(正直ついていくので精一杯でしたが・・・・)、一つ一つの数値を電卓で計算し、手書きしていきました。いわば手づくりの計画です。間違いに気付いて訂正するにしても、後から条件を変えるにしても、消しゴムで消して、途中から全部やり直しです。

日頃、私たちは経営計画や利益計画をパソコンで作成します。一か所間違えても、一か所条件を変えても、その後は全部自動計算してくれます。とても便利です。しかし「ここをこう変えるとこうなる」といったようなシミュレーション≒試算がいつしか、計画づくりであるという錯覚に陥ってしまうのです。

計画づくりは、試算とは違います。「自分がこうしたい、こうする」という思いや意志が出発点になります。そして、一つ一つの数値には意味があるのです。四苦八苦しながら手づくりしていると、いつしか一つ一つの数値から具体的な事業の姿をイメージしたり、数値に愛着や責任が湧いてきます。そのことを感じました。

 

(物事には二面性、すなわち原因と結果がある)

長期経営計画も翌期利益計画も、最終成果物は損益計算書・貸借対照表ですが、そのベースには複式簿記があります。複式簿記とは、全ての取引をその二面性に着眼して記録していき、貸借平均の原理に基づいて組織的に記録・計算・整理していきます。取引の二面性というのは、取引には原因としての側面と結果としての側面があるこということです。

例えば、商品の現金販売という1つの取引は、簿記においては、現金増加(資産の増加)という結果と、商品の販売(売上の増加)という原因の両面であらわされます。しかし、同じ現金の増加(資産の増加)という現象であっても、銀行からの借入金(負債の増加)によるものであれば、まったく事情は異なってくるわけです。

私たちは日頃、現金の増加というような一つの側面=現象(結果)のみにとらわれ、その原因を深く考えることなく、後に気が付いてみれば大変なことになっていた、ということが結構あるのではないでしょうか。複式簿記は、そのような「現象だけにとらわれてはいけない」「必ず二面で考える」という大切なことを教えてくれているように思うのです。これは経済取引だけでなく、看護・介護など世の中の殆どの場面で言えることではないでしょうか。

 

このような合宿でしたが、さすがに帰路は少々疲れを覚え、電車の中では座り込んでしまいました。ふと見上げると、放送大学の吊広告。

「志、募集! 何か満足できないことがあるなら、時代が変わるのを待つよりも、変化を誰かに期待するよりも、自分が変わる方が、カンタンではやい。人は、いくつになっても成長できるから、学ぶことをあきらめないでください。放送大学はあなたの学びを応援します。」

いくつになってもあきらめないで学ぶことができる私(?)は、きっと幸せなのでしょう・・・・(o^^o)♪。

 

平尾 雅司