【社長ブログ】クラウドファンディング(ソーシャルファンディング)~「共感」をベースにした新しい資金調達方法~
(「クラウドファンディング」とは)
その勉強会の中で、私は大手不動産会社に勤務されている相田麻実子さんの資金調達のお話に関心を持ちました。その資金調達方法は「クラウドファンディング」というものです。「クラウドファンディング」とは、インターネット経由で資金を必要としている企業や事業化を目指す個人と出資者を結び付け、資金を集める方法です、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、「ソーシャルファンディング」とも呼ばれています。米国ではベンチャー企業への出資手法としてすでに浸透しており、最近日本でも金融庁が金融審議会で議論を始め、安倍政権の成長戦略にも盛り込まれる見通しだそうです。
(「共感」をベースにした資金調達)
このクラウドファンディングにもいろいろ種類があるようですが、その中に事前購入型というものがあります。音楽CD制作等、受益者(お金を必要としている人)が「自分はこういうものを作りたい!」とコンセプトや企画内容を明示し、それに賛同した人が購入代金として事前にお金を拠出するものです。勿論失敗もあるでしょうが、完成すれば特典もあります。しかし、クラウドファンディングは儲けを期待する投資ではなく、受益者への「共感」であり「応援」です。最近では東日本大震災の復興プロジェクトでも活用されており、勉強会では相田さん自身が推進されている「三陸わかめプロジェクト」の紹介がありました。相田さんはこの手法が成功するポイントとして5つあげられ、その内容がとても腹に落ちるものでした。
①プロジェクトの意義や目的、お金の使われ方を明確にする(大義・透明性・信頼性)
②事業の経過を可視化する(応援したくなる気持ち)
③ストーリー性を大事にする(共感を得る感動物語)
④受益者の顔を見せる(身近に感じさせる)
⑤出資者が体験できる、参加できる(2WAYの関係)
(「共感」をベースにしたグループホームづくり)
ところで、当社は来年3月、ふじみ野市でグループホームと認知症対型デイ(共用型)を予定しています。私はその準備過程で、相田さんが話された5つのポントを採りいれたいと思っています。すなわち、資金調達そのものは今回クラウドファンディングを採用できませんが、「コンセプトの明示」、「準備過程の可視化」、「開発当事者の顔をみせる」、「2WAYの関係」を通じて、「共感をベースにしたグループホームづくり」をしたいのです。そのために、7月中には新たなブログを開設予定です。
私たちには、介護事業を軸に地域のひとづくり、まちづくりに貢献する「ソーシャルビジネス」を通じて、「地域と人をむすぶヘルスケア企業」を目指すという、目標があります。
その目標にむかい、「ソーシャルネットワーク(SNS)」の活用や、「ソーシャルマーケティング」(認知症サポーター育成等、社会のニーズに応えるマーケティング手法の実践)に着手しています。しかしそれぞれが単発の取り組み、すなわち点で終わってしまえば意味はありません。今回のプロジェクトを通じて、点から線そして面へと、拡げ繋げていきたいのです。
新たなグループホームのコンセプトは「認知症の人と地域をむすぶベースキャンプ」「私たちは本人・家族・地域のメイト」です。地域の方々と共感できる感動物語を紡ぎだすことができれば幸せです。
平尾 雅司






















