満35歳を迎えて ~変え続けないといけないものと、変えてはいけないもの~
今日6月4日は満35歳の誕生日。勿論私のことではありません。今日は当社の創業記念日で、㈱福祉の街は35年前に、会長安藤が全国で最初の介護専門会社として設立しました。設立して30年後に残っている会社は1000社中3社とも言われ、当社が満35歳を迎えられるのは本当に幸せなことだと思います。これもひとえにお客様、協力して下さった方々、そしてこれまで会社を支えてきた先輩諸氏のお蔭であると、心から感謝申し上げます。
ところで、企業が10年・20年・30年と生き残るための条件について、様々な経営者や経営コンサルタントの方が語られていますが、私の理解によれば、「企業を継続させるには、変え続けないといけないものと、変えてはいけないものの2つがある」に集約されると考えます。
(変え続けなくてはいけないもの)
企業は「環境適応業」とも言われます。C・ダーウィンは進化論で、「最も強いものが生き残れるのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残るのは変化できるものである」と述べています。
当社で言えば、創業時の事業は訪問入浴であり、ずっと会社を支えてきました。しかし2000年に事業環境が措置制度から介護保険制度に大きく変わり、その中で次第に訪問介護が売り上げを伸ばし、その後福祉用具レンタル事業が続きます。2006年の予防給付制度創設含む厳しい改定では、これらの事業がカバーするとともに、事業所の統廃合でどうにか乗り切ることができました。その後は、地域密着型事業である小規模多機能(2010年開設)・グループホーム(2014年開設)や、かつて苦戦していたデイサービスが成長し、今回4月の▲2.27%改定を乗り切ります。介護保険制度も地域包括ケアシスムを目指して動きだしており、私たちはこれに対応すべく①中重度化対応(訪問看護事業等)②地域密着型事業 ③住環境支援事業(福祉用具レンタル・販売+住宅改修)を重点3事業として取り組んでいます。
また経営的には、当社は3年前にセントケアグループに加わり、昨年には埼玉県南部で訪問介護を営む㈱アールスタッフも加わりました。
このように、環境に応じて経営・事業の選択を行ってまいりましたが、その際大事な視点は「コアコンピタンス」と言われるものです。すなわち「自社の強みを活かした事業に集中する」ということです。当社は介護事業の中でも、在宅にこだわってきたのはそのような視点からです。これからも在宅にこだわっていきます。
(変えてはいけないもの)
一方、変化させてはならないものは、企業理念であり、信用、お客様第一主義、職員の生き甲斐です。当社には創業来、会長安藤が提唱し、貫いてきた基本理念「YOU ISM」があります。「YOU ISM」という言葉には、お客様第一主義等は勿論、もっと奥深い価値観を含んでおり、それをすべての経営の根底に置いてきました。(その点については次回に述べたいと思います)。
地域包括ケアに向けて今は、創業時・介護保険スタート時に続く、第三の創業期であると私は位置づけています。これから先も10年・20年・30年と埼玉県でお客様・地域に貢献できるよう、「YOU ISM」を基本理念として変化し続けます。今後ともよろしくお願い致します。
平尾 雅司





















