介護者さま の パーソナルソング
皆さま、こんにちは。 「音楽療法ラボ」担当の くどう です。
8月25日、昨年に引き続き、 「鴻巣地域包括支援センターふくしのまち」 主催の 「介護者教室 ~音楽療法~」 の講師として 愛里巣(あいりす) へ行ってまいりました。
今年のテーマは、 『音楽療法の体験と介護者のリラックス・リフレッシュ』 。
参加者の方は、 「介護者」 という共通の境遇を体験されている方々です。
ピアカウンセリング のように、 ピア(=仲間)同士 の交流によって問題が解決したり、癒されることは多く報告されています。
今回は、音楽を使って共有体験を多く取り入れました。
事前に参加者の皆さまに、 パーソナルソング(ゆかりのある曲) を書いていただき、その歌唱やエピソードを共有します。 今年もご紹介します。
I様 「夜明けの歌」 (静かに落ち着くから)
T様 「みだれ髪」 (踊りを習っていて踊ったので)
K様 「きよしのズンドコ節」 (ノリがいいから)
W様 「涙の酒」 (節回しが好き)
U様 「涙のトッカータ」 (好きで良く聴いてた)
A様 「有楽町で逢いましょう」 (介護している主人が今もこのフランク永井のCDをかけると眠っていても手で調子を取っています)
曲名がなかなか出て来なかった方もいらっしゃいましたが、 You Tube と 1001(通称:センイチ、1001曲収録されている楽譜本) があればなんのその! すべての パーソナルソング を参加者皆さまで共有しました。
I様 は、ご自分は目を閉じて皆さまが歌うのをじっくり聴いたり、 「きよしのズンドコ節」 では、皆さまでペットボトルシェイカーやガチャラカス(ガチャガチャのケースに大豆などを入れたもの、 くどう が命名) を持ちながら、 リズム楽器 と共に歌唱する技にも挑戦。 しっかり 「きよし」 ならぬ 「きよこ」 コールもかけて頂き、笑顔も多く見られました。
A様 は昨年も参加して下さり、本当に愛を注がれて介護をなさっていることが感じられます。 ご主人の 好きな曲(喜ぶ曲) がご自分の好きな曲というように、いつも家庭に音楽を取り入れて下さっているようです。
ちなみに昨年は、 「とんがり帽子」 を選曲をして下さいました。
自分の好きな曲を聴くことで、脳内ホルモン 「ドーパミン」 を多く分泌される事が報告されています。
ドーパミンは、快感や幸福感、また、意欲を作ったり感じる事ができるホルモン。
また、その曲を誰かと共有することで孤独感を軽減することが出来ます。
介護は一生懸命になりがち。 ある日プツンと糸が切れないためにも、介護をされる方へのケアも大変重要と考えます。
音楽療法は対象領域を制限しません 。健常者への音楽療法も多く行われています。
共有体験で他者との距離が縮まったところで、楽器演奏は、 トーンチャイム と メロディーベル 。 スタッフも加わり、 「ドレミファソラシド」 の8名で、 「埴生の宿」 を演奏しました。
同じ色のテープが付いた トーンチャイム と メロディベル を片手ずつ両手に持って頂きます。
自分の音が抜けてしまうとメロディーが成り立たなくなるため、責任感が自然とわき、協調性を作り、皆さまホワイトボードの色楽譜への注視力がスゴイことになります。 この活動は、運動誘発も目的としていますので、自然と両手を大きく振って音をしっかり出して下さった U様。
はじめてのトーンチャイム演奏に、 「楽しかったっ!」 と K様 は女子高生のように目を輝かせて下さいました。
音楽療法 が少しでも誰かのお役に立ちます様に、今後も邁進します。



























