7本目の柱 「認知症の人やその家族の視点の重視」

7本目の柱 「認知症の人やその家族の視点の重視」

気が付けば今年もカレンダーは残すところ一枚... 師走に入り何かと気忙しいころとなりました。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 「学べる認知症ラボ」 担当 の 花俣 です。

今年1月に策定された 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン) では、認知症高齢者等にやさしい地域づくりを推進していくため、7つの柱に沿って、施策を総合的に推進していくとされています。 7本目の柱には全体の横串 「認知症の人やその家族の視点の重視」 があります。 それを受けるかのように最近、当事者(認知症の人)が、様々なメディアに取り上げられたり、シンポジュウムや講演会に次々と登壇されています。

「認知症にはなりたくない」 「認知症はなってはならない病」 「早期診断・早期絶望型」 等々~ 従来の否定的なイメージからの転換を目指し、ご本人それぞれが積極的に活動されています。 NHK認知症キャンペーン の一環とし放映された番組をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

家族の会では 2004年、京都で開催された ADI国際会議 の前後より当事者の思いを知ることの大切さに着目し、本人会議、本人アピールの公表、若年認知症サミット、といった本部活動を進めつつ、支部に於いては本人や 若年認知症のつどい(交流会) がより活発に取り組まれる中、参加者であるご本人から全国の仲間ともっと交流したいと、富山県朝日町笹川の古民家で春・秋に宿泊する 「全国本人交流会」 がスタートしました。 さらに本人が住んでいる地域でもこのようなつどいや交流会が拡がるよう2009年度より毎年、支援者の養成研修 「本人・若年のつどいを考え広める研修会」 を開催しています。
2015年度の研修会は、 11月23日 に紅葉の季節、観光客で大混雑の京都で 26支部 49名、本部役員を含め 60名の参加があり  2013年のブロック会議で、 「富山笹川の本人のつどい」 をもっと身近に開催しようとの提案に応えて、今年 5ヶ所で計 6回開催された 「本人交流会」 の実践報告を経て、 「本人交流のあり方」 を各地の経験に学び、今後の取り組みについての活発な意見交換がなされました。
これからもなお一層、本人同士の繋がりを強め、本人の思いを社会に発信する等し、国や自治体に向けては認知症施策の充実を求め続けていきたいと思います。